技術情報

エクスチェンジブロー成形

エクスチェンジブロー成形

大幅な部品削減とコストダウン

性質の異なる材料(例えばソフト材とハード材)をブロー成形で一工程で一体化成形する技術です。
本体部分は剛性のあるハード材で、蛇腹部分や組み付け部分は柔軟なソフト材で構成し、従来は金属とゴムで構成されていた部品をブロー成形で樹脂化し一体化する。
この技術を採用し、大幅な部品削減とコストダウンが図れます。

エクスチェンジ(EXCHANGE)のコンセプト

柔軟性の必要な蛇腹部分や組み付け部分はソフト材で、剛性の必要な本体部はハード材で構成させます。その材料切替をシャープに行いますので、それぞれの部位に異材料が混入しません。従って、複数回の材料切替を容易に行えますので機能性に優れた製品が提供できます。

エクスチェンジの基本コンセプト

エクスチェンジパイプと従来品の比較

従来、ゴムと金属部品を組み合せて構成されていた部品群を一体でブロー成形します。
大幅な部品点数の削減と組み付け工数の削減が行え、製品の軽量化、コストダウン、シール性の向上が図れます。

エクスチェンジパイプと従来品の比較
部品点数70%減、組付工数67%減
部品名 従来のパイプ MES-EXCHANGEパイプ
部品点数 組付工数 部品点数 組付工数
合計 23個 24工数 7個 8工数
パイプ本体 2 4 1 2
ゴム部品 3 2 0 0
ホースバンド 6 6 2 2
ワッシャー 6 6 2 2
ボルト 6 6 2 2

ターボインテークダクトのエクスチェンジブロー化までの経過

本体が金属ダクトで両端にゴムホースを使用していたターボインテークダクトをナイロン系樹脂で樹脂化した例です。
まずMESによって金属ダクトをハード材で樹脂化し、最終的にエクスチェンジブローを使い両端のゴムホースをソフト樹脂で一体化した例です。軽量化はもちろん大幅なコストダウンを達成しました。

■従来法/従来品 本体:金属ダクト、組付部:ゴムホース ■MES成形/本体樹脂化 本体:PA6-GF30%、組付部:ゴムホース ■MES-EXCHANGE/エクスチェンジブローダクト 本体部:PA6-GF30%、組付部:PA11(Soft)
ターボインテークダクトのエクスチェンジブロー化までの経過
従来法より、MES:軽量化27%、MES-EXCHANGE:軽量化40%・組立工数1/3

エクスチェンジの適用例(エアフローダクト)

アルミのダクトとゴムホースから構成されていたエアフローダクトをエクスチェンジブローで一体化した例です。金属アルミの部分をハード材質のPP樹脂で、ゴムホース部分をソフト材質のオレフィン系エラストマーに置き換えたものです。

従来品(アルミダクト+ゴムホース)、エクスチェンジブローダクト(PP+TPO)
エクスチェンジブローダクトは軽量化50%、組立工数1/2